CONCEPT
同じ味を、続けないコーヒーです。
よしむら珈琲は、 「この豆は、こう焼くべきだ」という正解を、あらかじめ決めていません。
焙煎は、レシピではなく判断だと考えています。
豆の状態、季節、湿度、ロットの個性。 それらを見て、感じて、その都度どう焼くかを決める。
だから、同じ名前のコーヒーでも、 中身は少しずつ変わっていきます。
それはブレではありません。
その時点での「最善」以外を、選ばないということです。
焙煎は、判断です。
浅く焼くか、深く焼くか。 どこまで進めるか、どこで止めるか。
それは数値だけでは決められません。
音、香り、煙、豆の表情。 その場で起きていることを見て、 最後は焙煎士が決めます。
よしむら珈琲では、 この「判断」そのものを、味の一部だと考えています。
YOSHIMURA ROASTING という考え方
YOSHIMURA ROASTINGシリーズは、 豆の産地や銘柄ではなく、 「どういう方向の味をつくるか」という 焙煎の判断基準そのものを名前にしたシリーズです。
・DEPTH:奥行きのある苦み
・FORM:バランスのとれた、きれいな味
・ROUND:すっと飲める、やわらかさ
同じ豆を使うこともあります。 違う豆になることもあります。
でも、目指している方向性は変わりません。
中身は変わる。 判断の軸は変えない。
それが、YOSHIMURA ROASTINGです。
日常のコーヒーと、作品としてのコーヒー
よしむら珈琲には、 大きく分けて二つの考え方のコーヒーがあります。
日常のコーヒー
毎日飲むための、続く味。 飲み飽きないことを、いちばん大事にした設計です。
作品としてのコーヒー
アールマッカやコラボレーションロットのように、 「この豆を、どう解釈するか」という 一回性の判断を強く反映したコーヒーです。
同じ基準で、役割が違う。 それだけの違いです。
最後に
よしむら珈琲は、 味の派手さよりも、 判断の積み重ねを大事にする焙煎所です。
同じ味を続けないこと。
それは、 ごまかさないための選択でもあります。
その時、その豆、その瞬間にとって、 いちばんいいと思う焼き方を、 今日も選んでいます。
